上手にはすきと器用と功積むと この三つそろふ人ぞ能くしる
意味
この句は、茶道において「上手(じょうず)」と呼ばれる人が備えている三つの重要な要素を示しています。
- すき(数寄):茶道や芸事に対する「愛好心」や「探究心」。
- 器用(きよう):技術的な器用さ、手際の良さ。
- 功積む(こうつむ):努力を重ね、経験を積むこと。
この三つがそろっている人こそが、真に茶道をよく理解している人である、という意味です。
詳細
すき(数寄、好き)
「数寄」とは、単なる趣味ではなく、深い情熱をもって茶の湯を愛することを意味します。茶道は単なる作法の習得ではなく、茶の湯を心から楽しみ、学ぶ姿勢が重要です。数寄心がなければ、形だけの茶道になってしまいます。
器用(きよう)
茶道の所作は、美しく、滑らかでなければなりません。例えば、茶碗を扱う手つき、茶杓の動き、茶筅の振り方など、すべてにおいて洗練された動作が求められます。器用さがあると、流れるような所作ができ、客を心地よくもてなすことができます。
功積む(こうつむ)
「数寄」と「器用」だけでは十分ではありません。いくら興味があっても、いくら器用でも、実際に長年の稽古を積まなければ本物にはなれません。茶道は日々の積み重ねが大事であり、長年の鍛錬を通じて初めて本質を理解できるものなのです。
現代への応用
この歌は、現代においても非常に有用な教えを含んでいる。それは、何かを極めたいと思うときに必要な「心構え」と「努力の方向性」を示しているからだ。
まず、この歌が教えている三つの要素、「すき(好き)」「器用」「功積む」は、どの分野においても重要である。例えば、仕事や趣味、スポーツ、プログラミング、アート、ビジネスなど、どんなことでもこれらの要素を意識することで成長できる。
現代社会では、効率が求められ、すぐに結果を出すことが重視されがちだ。しかし、この歌が示すように、本当にその道を極めるためには、まず「好きになること(数寄)」が大切だ。好きであれば自然と学び続けることができ、苦労も苦にならない。多くの成功者が「仕事を楽しんでいる」と言うのも、この数寄の心があるからだ。
次に、「器用さ(技術力)」が必要になる。現代では、スキルアップが成功の鍵となる。例えば、プログラマーならコードを書く能力、デザイナーならデザインのセンス、営業ならコミュニケーション能力といったように、それぞれの分野において必要なスキルを磨くことが重要だ。器用さがあれば、学んだことを実践に活かし、より高いレベルで成果を出せるようになる。
そして最後に、「継続すること(功を積む)」が最も大切だ。どんなに才能があっても、一時的な努力だけでは本物にはなれない。たとえば、スポーツ選手や音楽家が日々の練習を欠かさないように、どんな分野でも努力を積み重ねることで、少しずつ上達し、最終的にはその道を極めることができる。継続の力は、どんな分野でも成功の鍵を握っている。
現代においても、この教えは「仕事の成功」「スキルアップ」「自己成長」など、さまざまな場面で活かせる。すぐに結果を求めるのではなく、好きなことを見つけ、技術を磨き、努力を積み重ねること。これこそが、千利休が教えた「上手(じょうず)」になるための道であり、現代の私たちにとっても大いに役立つ考え方である。
古典文法 ワンポイント
上手にはすきと器用と功積むと 此の三つそろふ人ぞ能く知る
副詞「能く(よく)」
「能く(よく)」は、動詞「知る」を修飾する副詞であり、「十分に」「よく理解して」という意味を持ちます。
びゅ~も と 和歌
この歌は先生から教わった記憶がしっかりとあります。
「好きであること、器用であること、続けること」と教わりました。
稽古を休みがちな事もあり、続けることをしっかりと説いてくれました。
まとめ
この句は、「茶道の上手(じょうず)とは、単に技術だけでなく、心から茶を愛し、器用さを持ち、さらに長年の努力を積んだ人である」という教えを説いています。これは、茶道に限らず、あらゆる道(学問・仕事・趣味)に通じる人生の真理を示したものだと言えます。
rapで利休百首
(1) 好きならガチでハマれよDeep
(2) 数寄の心で極めるスキル
(3) 手さばきSmooth, 無駄なくFlow
(4) 器用に魅せろ、その道のPro
(5) 一朝一夕じゃモノにならん
(6) 功を積むまで終われぬ道
(7) 三つ揃えば見えてくる
(8) 能く知る!茶の道マスターだ 🔥💯
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